【パリ共同】環境に配慮してエアコンが設置されないパリ五輪(26日開幕)の選手村で、各国・地域の選手団が大会組織委員会を通じて計約2500台の移動式エアコンを注文していると2日、組織委担当者が明らかにした。
選手村は計約7千室。同担当者は「主に先進国から来る選手たちはエアコンがある環境に慣れているため、設置されていないのは問題という考えだと認識している」と語った。エアコンを注文している選手団の数は明かさなかった。
組織委によると、床下には管を張り巡らせて地下水を通し、自然の力を用いた床冷房を設置。外の気温より6~10度は下がるというが、猛暑を懸念する声が上がっている。