サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は9日、千葉市内でパリ五輪に向けて合宿2日目の練習に励み、昨年の女子W杯得点王の宮沢も精力的に汗を流した。
五輪1次リーグC組第1戦ではW杯覇者のスペインと当たる。その強敵からW杯で2ゴールを奪った宮沢は「早くやりたい。あの時に出せたものは少し脅威になっていると思う。さらに精度を磨きたい」と、重要な初戦に照準を合わせている。
昨年12月に右足首を骨折し、復帰まで約4カ月を要した。自身初の大けがだったが「自分の体と向き合える時間だった」と、線が細かった体を鍛え直した。「五輪で金メダルを取りたい思いは強くなった」と意欲的に調整を続ける。