バイデン大統領、新型コロナ感染 民主党内、撤退要求さらに拡大か

07/18 10:45

 バイデン大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスは17日、バイデン大統領(81)が新型コロナウイルス検査で陽性になったと発表した。軽い症状があり、地元の東部デラウェア州で自主隔離に入る。大統領としての職務は続けるという。大統領選の重要な時期に活動を制限され、民主党内の撤退要求がさらに拡大しそうだ。

 民主党の重鎮シフ下院議員は17日、バイデン氏に大統領選から撤退するよう求めた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、党内で公然と身を引くよう要求する上下両院議員は計21人となった。

 ホワイトハウスによると、バイデン氏は17日、西部ネバダ州で集会に参加する予定だったが、せきや鼻水、倦怠感といった症状を感じ、検査で陽性だと判明した。集会への参加を取りやめ、経口抗ウイルス薬パキロビッドの投与を受けた。

 シフ氏はトランプ氏批判の急先鋒。声明でバイデン氏を「史上最も重要な大統領の一人だ」と評価した上で、トランプ氏に「勝利できるか深刻な懸念を持っている」とした。

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