【ロンドン共同】米マイクロソフト(MS)は19日、クラウドサービス「マイクロソフト365」でアクセス障害が発生していると公式サイトで明らかにした。同社のクラウドサービス「アジュール」に関連する変更が障害の原因だと説明している。サービスは世界中で利用されており、各国の通信や病院、空港、鉄道、銀行のシステムにトラブルが生じ、大規模な混乱が起きた。日本でも一部航空会社の国内線が欠航するなど影響が出た。
公式サイトによると、オンライン会議用アプリ「チームズ」などの機能を利用できない可能性がある。「ウィンドウズ365」や「シェアポイント・オンライン」などでも障害が起き、既に復旧したとしている。
MSはXに「マイクロソフト365のさまざまなサービスへのアクセスに関する問題を調査中だ」と投稿した。
英国ではエディンバラ空港の搭乗ゲート、病院の管理システムなどに不具合が発生。航空便の遅延が生じ、病院では患者の情報にアクセスできず診察に影響した。民放スカイニューズ・テレビの放送が一時中断された。