乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から39年となるのを前に、日航とグループ会社の社員らが20日、墜落現場となった群馬県上野村の追悼施設「慰霊の園」を清掃した。事故が起きた8月12日には同園で慰霊式が営まれる。
清掃は2011年から毎年実施している。参加した約80人は高圧洗浄機やブラシを使って慰霊塔や犠牲者の名が刻まれた碑の汚れを落とした。
機体整備を担う「JALエンジニアリング」の田村亮社長(58)は、今年1月に羽田空港で起きた日航と海上保安庁の航空機衝突事故などを背景に「もう一度安全への思いを引き締め、反省の念を込めて清掃した」と話した。