保守車脱線、新幹線ストップ 22日中の再開見通し立たず

07/22 12:17

 JR東海のロゴマーク

 22日午前3時40分ごろ、愛知県蒲郡市の東海道新幹線豊橋―三河安城間の上りで保守用車同士が衝突し、脱線した。東海道新幹線は一部の列車を除き始発から運転を見合わせた。JR東海によると、午前10時半現在、浜松―名古屋間の上下線で運転見合わせが続いている。復旧作業は22日夕までかかる見通しで、同日中の再開の見通しは立っていない。

 東京―浜松間、名古屋―新大阪間の上下線でそれぞれ1時間当たり2本程度、各駅に停車する列車を運行。山陽新幹線でも運休や遅れが出るなどダイヤは大幅に乱れ、名古屋駅などは足止めされた乗客らで混雑した。

 本格的な夏休みシーズンを迎えた中でトラブルが起き、観光地に繰り出す家族連れらが巻き込まれる形となった。

 親子3人で愛知県に旅行に来ていた東京都杉並区の会社員、佐々木孝弘さん(59)は帰宅のため、名古屋駅で乗車しようとした際に巻き込まれた。「いつ動くのか、明日から仕事なのに」と話した。

 同社によると、作業員2人が負傷したが、命に別条はない。詳しい状況を調べている。

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