【モスクワ共同】ウクライナ侵攻を続けるロシアは26日開幕のパリ五輪で国旗や国歌の使用が禁じられ、団体競技は参加が認められなかった。出場可能な個人資格の中立選手(AIN)には国内で厳しい意見が上がる。地元メディアによると国営テレビ局は放映権を取得しておらず、旧ソ連時代にボイコットした1984年のロサンゼルス大会以来40年ぶりの「中継なき五輪」となる。
国際オリンピック委員会(IOC)は侵攻国ロシアと同盟国のベラルーシに国としてのパリ五輪参加を認めなかった。AINとしてロシア選手で出場枠を得たのはテニス男子世界ランキング5位のダニル・メドベージェフら15人。