【パリ共同】世界水連のフセイン・ムサラム会長は25日、パリで記者会見し、中国の競泳23選手がドーピング検査で陽性となりながら東京五輪への出場を許された問題で世界水連の対応に不正はなかったとの立場を強調し「専門家を雇って調査し、報告書を示した。やれるだけのことをやった」と、再調査はしない姿勢を示した。
パリ五輪に向けては「前例のない回数」のドーピング検査を行ったとし「われわれの仕事に自信を持っている」と述べた。世界水連によると、疑惑がかかっている中国の競泳代表は今年1月から現在までに平均で21回の検査を受けたという。米国勢は同じ期間に平均6回、日本勢は同4回だった。