2021年東京五輪に続き、きょうだいで活躍を期す選手がいる。筆頭は前回兄妹同日優勝を果たした男子66キロ級の阿部一二三と女子52キロ級の詩(ともにパーク24)。2人が登場する28日は決勝が東京とは逆で男子、女子の順に実施される。2大会連続の偉業へ、詩は「また歴史の一ページをつくる」と意気込む。
卓球では初めてのきょうだい出場がいる。3種目でメダルを狙う21歳の張本智和(智和企画)と女子団体メンバーで初出場の16歳、美和(木下グループ)。智和は「お互いに試合に集中した結果、メダルを取れれば最高の形」と思い描く。
男女とも東京五輪から成長著しいバレーボールでは、石川祐希(ペルージャ)と真佑(ノバラ)の兄妹がともに主力を担い、メダル獲得を目標にする。
バスケットボール女子の姉妹出場は、東京五輪銀メダルに貢献した馬瓜エブリン(デンソー)と、同五輪3人制に出た妹ステファニー(サラゴサ)。2月の世界最終予選で初めてそろって代表入りし、前回に続く表彰台を狙う。