【パリ共同】8年ぶりの夏季五輪参加となった北朝鮮の選手らは26日、開会式の船上パレードで笑顔を見せ大きく手を振った。2018年の韓国・平昌冬季五輪では南北の合同入場行進が実現したが、南北の政権が互いに敵対的な現在、韓国との接点はなかった。
フランス語の表記でアルファベット順が近いポルトガル、カタールの選手団と同じ船に乗った。旗手は飛び込み男子のイム・ヨンミョン(22)、柔道女子のムン・ソンヒ(22)が務めた。
北朝鮮は新型コロナウイルス禍で事実上の国境封鎖を続け、東京五輪は不参加だった。今大会では体操やボクシングなどで16人が出場予定だ。