【パリ共同】国際オリンピック委員会のバッハ会長は26日、パリ五輪開会式で「戦争や紛争によって分断された世界において、選手たちが一つになる。私たちは世界の平和をつなぐ大会の一員なのだ」とあいさつした。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルによるガザへの攻撃が続く中で行われる「平和の祭典」の意義を強調した。
パリは近代五輪を創設したクーベルタン男爵の出身地で、100年ぶり3度目の舞台となる。「五輪の魔法を共有するためにパリ以上にふさわしい地はない」とも話した。
今大会は出場枠が史上初めて男女同数となり、新たにブレイキンが実施される。「全員が持続可能な五輪を経験することになる」と期待を込めた。