ブレイキン半井「楽しかった」 悪天候も楽しみ大役全う

07/27 16:50

 セーヌ川で行われたパリ五輪の開会式で、日の丸を手にする日本選手団旗手の半井重幸(中央)=26日、パリ(ゲッティ=共同)

 悪天候を吹き飛ばすような笑顔だった。日本選手団の旗手を務めたブレイキン男子の半井重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)=第一生命保険=は、船上で力強く国旗を掲げ「本当に楽しかった」と大役を全うした。

 背筋をぴんと伸ばした美しい姿勢で船首に立ち、「雨が降ってくるというハプニングさえもドラマチック」と心の底から楽しんだ。今大会で採用された競技のエース。「堂々とした姿で開会式に臨むだけでも伝えられるものはある」と、自らの競技だけでなく、スポーツの魅力を表現したいという思いを込めて開会式に参加した。

 旗手の指名を受けた際は「ブレイキンの業界そのものが認められた気がした」と誇らしく思ったという。

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