【パリ共同】パリ五輪組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は27日の記者会見で、26日夜に行われた開会式で聖火リレーの最終走者を務めた柔道男子100キロ超級で五輪制覇2度のテディ・リネールと陸上女子の五輪金メダリスト、マリージョゼ・ペレクさんに大役を打診したのは当日昼前だったことを明かした。
情報漏れを避けるため、直前に電話で伝えたという。選出理由について、エスタンゲ氏は「2人は早い段階からパリ大会に深く関わり、フランスのスポーツ界における全ての魅力を体現している」と説明した。式では2人が点火し、気球型の聖火台が宙に浮かび上がる斬新な演出だった。