中国に11歳のスケボ天才少女 パリ五輪最年少

07/31 18:44

 パリ五輪予選シリーズ上海大会で女子パークに出場した中国の鄭好好=5月、上海(新華社=共同)

 【パリ共同】パリ五輪のスケートボード女子パークに出場する中国代表の鄭好好(11)は、IOCによると大会の最年少選手だ。7歳で初めてボードに乗り、わずか4年ほどで五輪の切符を手にした。「天才少女」の強みは正念場でも気持ちが揺るがない平常心。母に支えられ、パリでベスト16入りを目指す。

 「全然プレッシャーないよ。全く緊張していない」。鄭は中国メディアのインタビューにそう話した。広東省恵州市の小学校を卒業したばかりだという。

 7歳の誕生日に母王哲さんがスケートボードをプレゼントした。

 アジア大会金メダリストの家族が開いたクラブで練習を重ね、めきめきと上達。8歳の時に広東省チームに抜てきされ、9歳で全国大会にデビューした。プロになる目標を抱きながら昨年10歳で国際大会に初出場した。

 鄭のために王さんは省チームの通訳に転職。コーチと協力しリラックスした雰囲気の中で、滑る喜びをできるだけ与えるよう努めているという。

 「幼い時に思い描いた五輪出場の夢が実現した。気分は上々だ」。8月6日に大舞台に立つ。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line