【パリ共同】ローイングの女子軽量級ダブルスカルで3度の五輪出場を果たした大石綾美(33)=アイリスオーヤマ=が31日、今年限りでの現役引退を表明した。ベールシュルマルヌで行われたパリ五輪の同種目で、広内映美(明治安田)とのペアで15位に終わり「引退を考えている。覚悟を決めて取り組んできた」と話した。
大石は愛知・猿投農林高から早大に進み、2015年のユニバーシアード夏季大会の軽量級ダブルスカルで優勝。五輪は初出場の16年リオデジャネイロ大会で12位、前回の東京大会では10位だった。ローイングの軽量級は次回28年ロサンゼルス大会で実施種目から外れることが決まっている。