競泳女子鈴木聡美(33)の出身地福岡県遠賀町で2日未明、200メートル平泳ぎ決勝のパブリックビューイングがあった。個人で二つのメダルを獲得したロンドン五輪以来、12年ぶりの決勝進出。メダルにはわずかに届かなかったが「お疲れさま」と大健闘をたたえる声が上がり、目を潤ませる人の姿もあった。
夜明け前の公民館に、友人や関係者ら約140人が集まった。「頂点を目指せ」と記された横断幕が掲げられた。
準決勝のタイムは最も遅い8番目だったが、スタートから上位をうかがう展開。スティックバルーンが打ち鳴らされ「頑張れ」「行けるよ」と声援が飛んだ。4位でゴールすると、会場は大きな拍手に包まれた。