【パリ共同】五輪のフェンシングで二つの銀メダルを持つ太田雄貴さんが4日、男子フルーレ団体で金メダルに輝いた日本の快挙を試合会場で見守った。自身が2012年ロンドン五輪決勝で負けたイタリアを、今度は後輩が破った瞬間、観客席から立ち上がってガッツポーズ。「本当に完勝。王者の戦いだった」と絶賛した。
今大会は男子エペ個人の加納虹輝(JAL)も金メダル。男子エペ団体の銀、女子のサーブル団体とフルーレ団体の銅を合わせメダル5個を獲得した。08年北京五輪のフルーレ個人で手にした銀が日本フェンシング界初のメダルだった先駆者は「5個は本当にすごいの一言」と興奮を隠せなかった。