5日の種目別決勝で初出場の岡慎之助(徳洲会)が男子鉄棒を14・533点で制した。前回東京五輪の橋本大輝(セントラルスポーツ)に続き日本勢2連覇。団体総合、個人総合と合わせた3冠は日本勢で1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来、52年ぶり。
岡は平行棒も15・300点で日本勢20年ぶりの表彰台となる「銅」を獲得し、84年ロサンゼルス大会でメダル五つだった具志堅幸司以来の1大会4個のメダルとなった。
平行棒の谷川航(セントラルスポーツ)は14・133点で6位となり、鄒敬園(中国)が16・200点で2連覇した。鉄棒の杉野正尭(徳洲会)は11・633点で7位。
女子の床運動で岸里奈(戸田市SC)は13・166点で7位だった。アンドラデ(ブラジル)が14・166点で初優勝。バイルス(米国)は銀メダルで、ダマトが制してイタリア体操女子初の金メダルとなった平均台も5位だったため、今大会は3冠で終えた。日本は男子で金3、銅1のメダル4個だった。(共同)