パリ五輪の柔道日本代表が6日、羽田空港に帰国して記者会見に臨み、2連覇を果たした男子66キロ級の阿部一二三は「金メダルを取って、持って帰ることができて本当に良かった。また3連覇を目指して頑張っていきたい」と笑顔で話した。空港では数多くの祝福を受けた。
同じく2連覇で男子81キロ級の永瀬貴規は「やってきたことを信じて、畳の上でそれを表現することができた」と感慨深げ。女子48キロ級で初優勝の角田夏実はこの日が32歳の誕生日。会見後にサプライズでケーキを贈られ、仲間から歌で祝福された。「人生最高の誕生日になった」と感動した。
今大会の日本勢は男子が5個、女子が2個のメダルを獲得し、混合団体では2大会連続2位。女子52キロ級で2連覇を逃した阿部詩は「すごく悔しい五輪になった。(4年後の)ロサンゼルスで必ずリベンジしたい」と意気込んだ。
男子100キロ超級の斉藤立は五輪2連覇で父の故仁さんと同じ舞台に立ち「重圧がすごかったと思う。勝ち切ったのは尊敬するし、すごい」と改めて偉大さを感じていた。