7日の陸上競歩の混合団体に出場した柳井綾音(20)は個人種目の出場を取りやめ、この日に懸けて臨んだが13位に終わった。辞退によって交流サイト(SNS)で中傷被害に遭い、レース後は「嫌な言葉もあったが、それよりもたくさんの方の励ましで救われた。力を出し切れた」と振り返った。
「(種目を)絞ってもこの結果だった」と厳しい表情の柳井は、多くの注目が集まる五輪のすごさを実感した一方で「(批判的な投稿は)あまり視野に入れないほうがいい」とも語った。ペアを組んだ高橋和生(28)は「リレーに懸けてくれた思いに応えたかったが、流れをつくれなかった」と悔やんだ。