女子板飛び込みでメダルを狙った三上は、まさかの予選落ちとなった。決勝に進めなかった東京五輪の雪辱を期したが「また繰り返してしまった。2回もこうなると、恐怖でしかない」と、涙ながらに悲痛な思いを漏らした。
2回目に前宙返り3回半えび型(107B)でやや回転しすぎてしぶきを上げ、38・75点にとどまる痛恨のミス。3回目も踏み切りで足の指が板の先端から出てしまい、42・00点にとどまった。
脚力を武器に、強敵の中国勢でも取り組んでいないひねり技を習得。表彰台を視野に入れていたが、つらい結末に「今は何も考えられない」と言葉を絞り出した。(共同)