【パリ共同】パリ五輪のボクシング女子で、性別を巡る騒動の渦中で66キロ級を制したイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が、インターネットなどで誹謗中傷を受けたとしてフランス捜査当局に容疑者不詳で刑事告訴したと11日、弁護士が明らかにした。「女性蔑視で人種差別的な行動だ」と批判する声明を出した。AP通信が報じた。
ヘリフは国際ボクシング協会(IBA)が主催した昨年の世界選手権では性別適格検査で不合格となったが、パリ五輪では国際オリンピック委員会(IOC)が「パスポート上は女性なので(出場に)問題はない」との見解を示している。