開催国フランスは金メダル数の各国・地域別ランキングで5位に入り、大会前にマクロン大統領が掲げたトップ5入りの目標を達成した。金16、総数64はともに過去最多だった1900年パリ大会の31、112に続く2番目の数となった。強化に1億1400万ユーロ(約182億円)の巨額を投資し、支援と環境を充実させた成果が出た。
競泳男子のレオン・マルシャンは全種目を通じ個人で今大会最多4個の「金」を稼いだ。200メートルのバタフライと平泳ぎ、個人メドレー2種目を制し、観客は「レオン」コールを連呼した。
人気の高い柔道では英雄のテディ・リネールが男子100キロ超級で自身3度目の制覇。混合団体の2連覇にも貢献した。
フェンシングは金1個を含む7個のメダルを取り、発祥国の底力を見せた。ラグビー7人制男子は15人制の名選手アントワヌ・デュポンを擁し、2連覇中のフィジーを破って優勝。バレーボール男子は東京五輪で就いた世界一の座を守り、カヌーやサーフィン、トライアスロンでも優勝者を出した。(共同)