囲碁の国際戦、第10回応氏杯世界選手権は12日、中国重慶市で5番勝負の第1局が打たれ、日本の一力遼三冠(27)が中国の謝科九段(24)を破り、先勝した。
同棋戦は持ち時間の長い主要国際棋戦の一つで、4年に1度開催される。日本勢が主要国際棋戦の決勝に臨むのは2018年2月、第22回LG杯で準優勝した井山裕太三冠(35)以来で6年半ぶりとなる。
今大会の本戦トーナメントは予選を勝ち抜いた棋士ら16人が出場。一力三冠は日本勢で唯一、予選を突破。本戦では中国勢を3連破し、決勝に進出した。
第2局は14日、同市で行われる。