【北京共同】日中の文化交流に貢献してきた書道家で篆刻家の師村妙石さん(75)の作品展覧会が14日、中国北京市の中国美術館で始まった。歌人若山牧水や今年が生誕180年に当たる中国の芸術家呉昌碩をテーマにした書のほか、石材などに文字を刻む篆刻といった作品を24日まで展示する。
2022年の日中国交正常化50年の記念事業で日中の書道家が牧水の短歌を揮毫したことがきっかけで実現した。師村さんが所蔵する牧水直筆の作品30点も展示され、うち5点が中国美術館に寄贈された。
開幕式で師村さんは「命ある限り日中両国の文化交流にまい進していきたい」とあいさつした。