日本サッカー協会は21日、女子日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督(53)が契約満了で退任すると発表した。2021年10月に就任し、3大会ぶりのメダル獲得を目指したパリ五輪は準々決勝で敗退した。23年女子W杯もベスト8だった。
日本協会の佐々木則夫女子委員長は東京都内で取材に応じ、世界大会での上位進出には新たな人材が必要と判断したと説明。8月で契約が切れる池田監督に対して延長の申し出をしなかった。後任については「日本のみならず、世界にも広げて検討を始めている」と外国人指導者も対象としているとした。
なでしこジャパンは10月26日に東京・国立競技場で国際親善試合(相手未定)を予定しているが、佐々木委員長は「必ず間に合わせるということにはこだわらず、進めていく」と慎重に人選する考えを示した。
池田監督は協会を通じ「さらに上に進み、選手とともに、ここから先の景色を見たかった」とコメントした。東京都出身で、埼玉・武南高、青学大を経てJリーグの浦和でプレー。