才能豊かな新人映画監督を発掘する「第46回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のコンペティション部門「PFFアワード2024」の各賞が20日、東京都内で発表され、グランプリに川島佑喜監督(22)のドキュメンタリー作品「I AM NOT INVISIBLE」が選ばれた。賞金は100万円。
祖母の住むフィリピンを訪れ、スラムの人々にインタビューを重ねた作品。最終審査員を務めた作家でアーティストの小林エリカさんは、個人の物語を入り口に「社会のひずみを見つめ、私たちの見つめ方も問われることになる」と評価した。
準グランプリ(賞金20万円)は稲川悠司監督(26)の「秋の風吹く」。