来年3月の国際オリンピック委員会(IOC)会長選に立候補している国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長(65)が24日、東京都内で記者会見し「五輪離れ」が心配される昨今の状況を踏まえ「人々から愛されるIOC、人々から愛される五輪に変えていく。楽な戦いではないが、精いっぱい努力する」と意気込みを語った。
北九州市出身の渡辺氏は2017年にアジア人初のFIG会長となって現在2期目で、18年からはIOC委員も務めている。8年間で約160カ国を訪れ、スポーツ関係者と意見交換してきた実績を挙げ「トップダウンではなく、開催地の住民が納得するようなボトムアップの五輪をつくりたい」と話した。