女性初の将棋棋士を目指す西山朋佳女流三冠(29)は2日、東京都渋谷区の将棋会館でプロ棋士編入試験5番勝負の第2局に臨み、山川泰熙四段(26)と対戦して敗れた。第1局は勝ったが、本局に負けて対戦成績は1勝1敗となった。
試験は新人棋士5人と対局し、3勝すればプロの四段となる。第3局は11月に行われる予定で、上野裕寿四段(21)と対戦する。試験は1カ月に1局のペースで実施される。
対局は西山三冠の先手番で、中盤以降に山川四段がペースを握った。西山三冠は果敢に反撃して追い込んだが、及ばなかった。「経験のある形だったが、少しずつ苦しいと思った。次は自分の棋力が出せるように」と話した。