【ハノイ共同】東南アジアを中心に海外公演を重ねる落語家の立川志の輔さんが18日、ベトナムの首都ハノイで落語を披露し、日本語を学ぶベトナム人ら計約370人が日本の伝統芸能を楽しんだ。両国の文化交流事業の一環。日本人歌手による歌も披露され、笑いと拍手で盛り上がった。
ベトナム富山県人会が主催した。立川さんは富山県出身で、県人会によると、2008年からベトナムで公演を重ねている。黒や青の着物姿で高座に上がった立川さんは、古典落語「柳田格之進」や新作落語を日本語で披露した。
レ・グエン・ミン・ゴックさん(24)は「ベトナム人でも想像できる親子や学校がテーマの話で共感できた」と笑顔を見せた。