24日に行われるプロ野球ドラフト会議で指名が有力視される高校生を探った。
2人の長身投手が上位候補として注目される。昨年と今年の選抜大会で2年連続準優勝した報徳学園(兵庫)の今朝丸裕喜は188センチの右腕。直球、変化球ともに切れがあり、完成度が高い。U―18アジア選手権では、高校日本代表のエースとして奮闘した。東海大相模(神奈川)の主戦として今夏の甲子園大会で活躍した藤田琉生は198センチの左腕。スケールの大きさは随一だ。
投手では、神戸弘陵(兵庫)の村上泰斗、福岡大大濠の柴田獅子も高い評価を受ける。関東第一(東京)の坂井遼、広陵(広島)の高尾響は高校日本代表に選出された。
内野手では、高校日本代表で主軸を務めた花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺や金沢(石川)の斎藤大翔が走攻守三拍子そろった好素材。健大高崎(群馬)を主将として選抜大会優勝に導いた箱山遥人は強肩強打の世代ナンバーワン捕手だ。
低反発バットが導入された今春の選抜で本塁打を放った豊川(愛知)の左の強打者モイセエフ・ニキータらも指名を待つ。