【ニューヨーク共同】6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続伸し、前日比1508・05ドル高の4万3729・93ドルで取引を終えた。約3週間ぶりに終値最高値を更新。米大統領選で勝利したトランプ氏の減税や規制緩和といった経済政策への期待で買い注文が膨らんだ。
一方、減税などが物価高を招くとの観測を背景に、米長期金利は一時4・4%台まで上昇した。外国為替市場ではドルが買われ、円相場は前日の水準から3円以上、円安ドル高が進行した。
金融規制緩和による業績改善への期待から、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスといった金融銘柄の上昇が目立った。ダウ平均の構成銘柄ではないものの、トランプ氏を支持するイーロン・マスク氏が率いる電気自動車(EV)大手テスラの株価も14%以上急伸した。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も続伸し544・30ポイント高の1万8983・47。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数とともに、終値の最高値を更新した。