富士山で最も遅い初冠雪 高温続き要因か、甲府地方気象台

11/07 08:26

 甲府地方気象台が初冠雪を発表した富士山=7日午前、山梨県富士吉田市から撮影

 甲府地方気象台は7日、富士山(3776メートル)が初冠雪したと発表した。1894年に観測を始めてから130年で最も遅い。例年に比べ気温の高い日が続いたのが要因とみられる。6日朝には山頂の積雪が、静岡県側や麓の山梨県富士吉田市から確認できたが、目視観測を担う甲府地方気象台からは曇りで見えず、発表がなかった。

 気象台によると、初冠雪は平年より36日、昨年より33日遅い。これまで最も遅かったのは1955年と2016年の10月26日だった。

 気象台は山頂から約40キロ離れている。山頂では6日夕方から夜にかけて断続的に雪が降った。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line