【北京共同】中国政府は13日、個人の住宅購入時にかかる税金の優遇措置を導入すると発表した。低迷する不動産市場をてこ入れするため、取得コストを引き下げて需要喚起を図る。12月1日から実施する。
日本の不動産取得税のような住宅の購入時にかかる税金について、最低税率の1%が適用される面積を90平方メートル以下から140平方メートル以下に拡大する。各世帯の2軒目まで同様の税率を適用する。
中国共産党は9月の中央政治局会議で景気対策を強化する方針を確認。経済減速の主因の一つとなっている不動産不況について「市場の下落傾向に歯止めをかける」必要性を強調。財政省が具体策を検討していた。