日本生命保険は21日、老後資金に備える個人年金保険など一部商品で、契約時に約束する利回りを現行の0・60%から1・00%に改定すると発表した。来年1月2日以降の契約分が対象で、引き上げは約40年ぶり。受け取れる保険金に対して、掛け金にあたる保険料が最大5%ほど安くなるとしている。
教育資金に備える学資保険や子ども保険も0・85%から1・00%に上げる。
個人年金保険では例えば、20歳男性が65歳から10年間、年100万円ずつ受け取る契約をした場合、保険料は45年間の累計で約885万円となり、現行の予定利率と比べ約43万円安くなる。