【パリ共同】2025年大阪・関西万博を巡り、大阪府の吉村洋文知事は26日、ウクライナが参加すると明らかにした。訪問先のパリ近郊で記者団に「非常に厳しい状況だが、平和を訴える意味で参加は意義がある」と強調した。ロシアによる軍事侵攻が続き戦費調達が課題となる中、万博参加に伴う費用負担が懸案だった。
日本国際博覧会協会(万博協会)が建設した建物を使用すれば、出展の負担を抑えられると判断したもようだ。ロシアは昨年11月に万博からの撤退を表明している。
日本政府関係者によると、ウクライナは万博協会が建てた施設を複数国で共同使用するパビリオン「タイプC」での参加を軸に検討。