21日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、1ドル=143円台後半で取引された。先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に合わせて開催する予定の日米財務相会談を控え、ドル売りが優勢となった。
午後5時現在は前日比24銭円高ドル安の1ドル=143円88~90銭。ユーロは42銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円92~96銭。
日米財務相会談で為替が議題となり、米国が日本に対して円安是正を求めるのではないかとの観測が広がった。
東京株式市場で日経平均株価が下落したことも、比較的安全な資産とされる円を買う動きにつながった。