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米イスラエル、ガザ和平計画合意 戦後統治機関トップにトランプ氏

2025/09/30 05:16

 29日、米ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相(右)と親指を立てるトランプ大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は29日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談した。終了後の共同記者発表でガザでの戦闘終結や戦後統治に関し、米政府が新たに策定した20項目の包括的な和平計画でイスラエルと合意したと明らかにした。計画ではイスラエルとハマス双方が合意すれば即時停戦するとした。ハマスの受け入れの是非が焦点となる。

 トランプ氏は計画について「持続的で長期の平和に資する」と強調し「ハマスは今こそ受け入れる時だ」と訴えた。拒否すれば、ハマス壊滅を目指すイスラエルを「完全に支持する」とした。

 戦後統治を監督する機関を設置し、自身がトップを務めると表明。「アラブ諸国のパートナーはガザ住民と地域全体の利益のため責務を果たす準備が完全に整っている」と主張した。

 ネタニヤフ氏は計画に「賛同する」とし、ハマスが拒めば攻勢を強める考えを示した。戦後も一定期間は「イスラエルがガザの周辺も含め治安を管理する」と主張した。

 ロイター通信によると、ハマス関係者は計画の文書を受け取っていないと述べた。

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