群馬県みなかみ町で18日、住民がクマに襲われる被害が相次ぎ、2人が重軽傷を負った。それぞれの現場は約8キロ離れており、襲ったのが別の個体か、同一個体かは不明。県警は警戒を呼びかけている。
県警や消防によると、午後1時半ごろ、同町羽場の沢沿いで、キノコ採りをしていた会社員の男性(64)が成獣とみられるクマに頭や鼻などをひっかかれ、重傷を負った。搬送時、意識はあった。
約8キロ北に離れた同町高日向の路上では午後4時ごろ、犬の散歩中だったパート従業員の70代女性が成獣とみられるクマに耳や尻をかまれた。搬送時意識はあり、軽傷とみられる。