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歌手の園まりさん、急性心不全で死去 80歳 代表曲に「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」など

08/01 18:24

  • エンタメ総合
園まりさん

 歌手の園まりさん(本名:薗部毬子)が、7月26日午前5時43分に急性心不全のため都内の病院で死去した。80歳。日本歌手協会が1日、発表した。通夜、告別式は本人の意向により近親者のみで執り行った。

【写真】2018年11月には…元気な姿で歌唱を披露した園まりさん

 同協会は「2008年1月に乳癌を発症し手術。2019年に乳癌が再発し、闘病生活を続けながらも『三人娘』コンサートを含み、ステージにテレビ、ラジオに出演し続けました。昨年10月末に開催した『日本歌手協会第50回歌謡祭』には出演予定でしたが体調不良で入院、当日は司会の川中美幸が代理で歌唱予定だった『逢いたくて逢いたくて』を歌いました」と説明。

 「今年はコンサートに向けてもう一度ステージに立つためにと、治療に専念してまいりましたが7月26日に永眠いたしました。ここまで支えて頂いた関係者の皆様、暖かいご声援を頂いたファンの皆様、これまで園まりの治療をサポートして頂いた医療従事者の皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます」と記した。

 同協会では、8月21日放送のBSテレ東『プレイバック日本歌手協会歌謡祭』でありし日の園さんの歌唱シーンを含めた特別番組を放送する予定という。

 園さんは1944年4月12日、横浜市出身。1962年に渡辺プロダクションから「鍛冶屋のルンバ」でデビュー。中尾ミエ、伊東ゆかりと「三人娘」を結成し国民的アイドルへとのぼりつめる。ささやくように語りかける独特の歌唱で「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」「何も云わないで」などミリオンセールスを記録。映画化もされ、日活黄金時代のスクリーンでも活躍した。NHK紅白歌合戦には6年連続で出場。その後ドラマ、CM、バラエティー、舞台とマルチに活躍した。

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