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吉岡里帆、リアルCG映画『トランスフォーマー/ONE』参加 洋画吹替初挑戦、ボイストレーニング裏話を語る

08/15 17:07

  • 映画
3DCG映画『トランスフォーマー/ONE』(9月20日公開)女性戦士トランスフォーマー・エリータ-1の吹替を担当する吉岡里帆

 俳優の吉岡里帆が、「トランスフォーマー」シリーズの最新作リアルCG映画『トランスフォーマー/ONE』(9月20日公開)にエリータ-1役で参加していることが明らかになった。吉岡は、これまでに『空の青さを知る人よ』(2019年)や『漁港の肉子ちゃん』(21年)で声優の経験はあるが、洋画吹替は初挑戦。収録に向けたトレーニングや台本を読んだ時のワクワクを語ったインタビュー(下段に掲載)と、日本語吹替版予告が解禁となった。

【動画】『トランスフォーマー/ONE』吹替版本予告

 本作では、オプティマス(オライオンパックス)の声を中村悠一、メガトロン(D-16)の声を木村昴が演じ、バンブルビー(B-127)には木村良平、約40年にわたりオプティマス役の声を務め、トランスフォーマーシリーズを牽引してきた玄田哲章が本作ではトランスフォーム能力を解き放つアルファトライオン役で参加している。

 さらに、サイバトロン星の英雄的存在、センチネルプライム役に諏訪部順一。センチネルプライムと行動を共にするエアラクニッド役に柚木涼香。ほかにも、稲田徹(ダークウィング役)、佐藤せつじ(スタースクリーム役)、山本格(サウンドウェーブ役)、星野貴紀(ショックウェーブ役)、杉田智和(ジャズ役)らがトランスフォーマーの新次元で色とりどりな世界を賑やかに彩る。

 吉岡はインタビューで、「あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」とやる気満々で収録に臨み、初のヒーロー役に「こんな経験、この作品じゃないとできない」と語っている。

 公開を心待ちにしているファンに向けて、「映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだなと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。ぜひ劇場でお楽しみください!」とコメントしている。

■吉岡里帆インタビュー(一問一答)

――『トランスフォーマー/ONE』のオファーを受けたときの印象は?

【吉岡】オファーが来た時は、あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、「早く台本読みたい!」と思いました。

――台本を読んだときの感想は?

【吉岡】今までのトランスフォーマーシリーズを追いかけて来た人にとっても衝撃の一作です。なぜあの戦いがあったんだ、とか、どうして(オプティマスとメガトロンが)あの関係性なんだという謎がいっぱい解ける物語になっています。泣けるし、胸も熱くなります。トランスフォーマー達が、トランスフォーム出来なかった時から描かれているというのが胸熱です。弱さもありながら、強さを望んでいて。彼らの強い思いが凝縮されていて感動的な台本だなと思いました。

――自身が演じたエリータの印象は?

【吉岡】私が演じたエリータ-1は、戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、自分に対しての誇りがあって自信にみなぎっています。ちょっと勝ち気なところもあるので可愛らしさというよりも取っつきにくさがあって、人間味や不器用さも感じて、私は好きです。彼女の強さがみんなにとってもすごく救いになるシーンが沢山出てくるので。戦うシーンだけじゃなくて自分自身を見失わず、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました。

――推しのキャラクターは?

【吉岡】全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクター。かわいさと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクターなので、ビーは、めちゃくちゃ推しです。かわいい。ビーが今回、『トランスフォーマー/ONE』で、初めてソードを(手から)出す瞬間があるんですけれども、それが、めっちゃかわいいです。面白くて、すごく好きなシーンです。

――吹替映画初挑戦の感想は?

【吉岡】海外映画の吹替というものが私自身初めてだったので、いままで参加してきた声優のお仕事だと日本のアニメーションはキーがかなり高くないと絵にあたらない事があるというのが自分の中の印象でした。今回は、真反対でスカーレット・ヨハンソンさんやエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を初めに行いました。

 ボイストレーニングの先生とはじめにやったのが丹田と低音の響きを鍛えるために、腰をぐっと持って後ろから引っ張ってもらい、それで台詞を喋る練習をしました。引っ張る力に負けないくらいの力を鍛えました。その後に、海外作品の吹替の方の特徴というか響き、英語圏の方の吹替は口の中に空間があるというか日本語だときゅっと締まっているものが広がっているイメージがあったので、(口の中を)広げる練習や、あとはもう吹替をたくさん観ました。かなり日本の声優さんたちを参考にさせていただきました。

――初めてヒーロー役を演じた感想は?

【吉岡】エリータ-1は戦い方がパワフルで真っ直ぐというか殴る時の強さも強いのでそこはすごく意識しました。絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので観ていてワクワクしましたし、参加出来て良かったと思いました。こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました。

――これから映画を観る方へのメッセージ

【吉岡】今作の台本を読んで、映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。ぜひ劇場でお楽しみください。

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