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バレーボール古賀紗理那、晴れやかな表情で引退会見 今後は未定も「少しでもバレーボールに携われたら」

08/16 14:58

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晴れやかな表情で引退を発表した古賀紗理那(C)ORICON NewS inc.

 パリオリンピックのバレーボール女子・日本代表キャプテンで「NECレッドロケッツ川崎」に所属するアウトサイドヒッターの古賀紗理那(28)が16日、都内のホテルで引退記者会見を開いた。

【写真】お疲れ様でした…!晴れやかな表情で現役引退を発表した古賀紗理那

 パリオリンピック開幕前の7月9日に現役引退を表明。パリオリンピックでは、2012年のロンドン以来、3大会ぶりのメダルを目指したが惜しくも1次リーグ敗退となった。古賀は、グレーのトップスを着用し、晴れやかな笑顔で会見場に。「2024年8月3日のパリオリンピックの試合を持ちまして、9年間のプロバレーボール選手としてのキャリアを終える決断をいたしました」と報告した。「東京オリンピックが終わって、パリで主将をやると決めた時から、パリオリンピックで選手を引退すると決意して、ここまで練習、試合をしてきました」と引退を決めた経緯を説明。パリオリンピックを振り返ると「私たちの目標であるメダルには手が届かなかった。そこは悔しかったんですけど、チームとして戦うために、ずっと練習をしてきて、それで積み上げてきたことは少しも消えない。私含めて、みんな頑張った大会だったなと思います」と話していた。

 幼少期から続けてきたバレー。家族や指導者に感謝の言葉を並べる。東京オリンピック後に、パリオリンピックで現役を終えることを家族には伝えていたそう。「最後とわかっていたので家族もパリまで来ていただいた。ケニア戦後に写真を撮れたので、それもいい思い出です」と笑顔。今後について問われると「今後のことについては全くの未定」としながら「少しでも、これまでやってきたバレーボールに携われたら」と口にしていた。

 古賀は佐賀県神埼郡生まれ。熊本・大津中学3年時に全国都道府県対抗中学バレーボール大会でJOC・JVAカップを受賞。オリンピック有望選手に選ばれ、将来を嘱望された。2013年、熊本信愛女学院高校2年時に日本代表メンバーに初選出。2015年にNECレッドロケッツに入団し、2015/16V・プレミアリーグで最優秀新人賞を受賞した。同年、リオ五輪の日本代表最終メンバーから落選したことをバネに、2021年の東京オリンピックにエースとして出場、2022年から代表主将を務めている。プライベートでは2022年大みそかに男子代表の西田有志との結婚を発表した。

 10月12日の『大同生命 SV.LEAGUE オープニングマッチ』で古賀の引退セレモニーを実施する。

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