黒島結菜が太った“品川ピエロ”に大変身、『夏目アラタの結婚』3時間の特殊メイク動画公開

09/13 10:35

  • 映画
映画『夏目アラタの結婚』の熱演が話題の黒島結菜(撮影:山崎美津留※崎=たつさき) (C)ORICON NewS inc.

 公開中の映画『夏目アラタの結婚』より、黒島結菜が特殊メイクで太った“品川ピエロ”に変身するメイキング映像が解禁となった。

【動画】黒島結菜が“品川ピエロ”になるまでのメイキング

 黒島が演じたのは、3人の社会的に成功した男性を殺した連続殺人犯・品川真珠。逮捕時、太ったピエロのような風貌と笑った時に見せるガタガタの前歯から、“品川ピエロ”という異名で日本中から恐れられた。一度見たら忘れられないインパクトあるビジュアルだが、さらに衝撃的なのが、黒島自身が演じていることだ。

 公開前から「黒島結菜さんの狂気が印象的」、「予告だけで”怖い”を植え付けてくる黒島さんすごい」と黒島の怪演が注目を集めていた本作。今月6日に公開を迎えてからも「黒島結菜さんの一挙手一投足の全てが魅力的で期待値以上」、「黒島結菜が見事にそして圧倒的に作品を支配し空気を作っていた」など、好意的な反響が見られ、「真珠が真珠すぎてすごい」と原作ファンからも絶賛の声が上がっている。

 今回解禁となった映像は、撮影前に3時間かけて、黒島が太った品川ピエロに変身する衝撃的な様子を定点カメラで撮影したもの。この特徴的なピエロを作り上げるために、制作陣は顔や体形の太り具合、ピエロメイクのデザインなど、約2ヶ月かけて準備。太った顔にするため、分厚いマスクを顔に張り付けているが、表情がなくならないように、口の周りは厚みを薄くするなど、細部にまでこだわった。

 実際に太った品川ピエロへと変身した黒島は「特殊メイクをした時はずっと座っていて身動きが取れない状態だったので、自分がどういう姿になっているのかがわからなかったんです」と初めての特殊メイクは「想像が出来なかった」と語る。しかし、完成した自身の姿について「見てみたらちゃんと私なんですよね」と特殊メイクをしても黒島らしさは失われていなかった。その上で「私の面影はあって、ちゃんと太っていて、あ…怖いって思いました」とその衝撃的なピエロ姿について語っている。

 また、本作のもう一つの注目ポイントが、真珠の特徴的なガタガタの歯だ。今回の実写化において、原作者の乃木坂太郎氏からも「真珠の『歯』は、自分の人生を奪われ続けた真珠の存在証明の象徴なので、作者としてはそこは絶対に譲れない」と言われていた。

 この特徴的な歯並びの再現は、特注のマウスピースを制作することによって実現。大きすぎず、出っ歯にならないように、ちゃんと口を閉じられるように、黒島も何度も試着し、改良が加えられ、出来上がるまでに5ヶ月かかったという。

 ガタガタの歯をした太ったピエロという衝撃の姿で逮捕され、一審で死刑判決を受け、控訴中の品川真珠に、ある目的を持って面会した主人公の夏目アラタ(柳楽優弥)が、いきなり“プロポーズ”することから始まる本作。

 なぜ、真珠の歯はガタガタなのか?初対面のアラタからの突然のプロポーズを真珠が受け入れた理由とは?真珠の歯とピエロ姿が物語の“ある秘密”を解き明かすカギになっており、一つひとつの謎が全てつながった時、獄中サスペンスは、異色の純愛ラブストーリーへと形を変える。黒島も「サスペンスだけでなく、ラブストーリーやコメディ、いろいろな要素があるので多くの人に楽しんでいただきたい」と、本作の魅力を語っている。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line