映画『ジョーカー』(2019年)の続編で、完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』通称「ジョーカー2」(10月11日公開、日本語吹替版・字幕版同時上映/PG12)より、ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、トッド・フィリップス監督らが“音楽”について語る特別映像が解禁となった。観る者に「今までにない違和感」を与える歌唱シーンの裏側や、本作で音楽が持つ意味などを明かしている。
【動画】「ジョーカー2」音楽について語る特別映像
世界的な社会現象を巻き起こした前作では、バスルームで踊ったり大階段を踊りながら下るジョーカーの姿が鮮烈な印象を残したが、前作に引き続き監督を務めるトッド・フィリップスは解禁された映像で「アーサーは音楽と共に生きているんだ。それが続編の原点となった」と語っている。
その続編となる本作では、現実と妄想の境界線が曖昧に溶け合う中、ジョーカーの頭の中に常に流れ続ける音楽が重要なカギとなる。ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは「最初から音楽の話は出ていた。今まで観たことない“違和感”を残したかった」と語り、世界中で話題を呼んだ前作とは全く違うアプローチで観るものに大きな衝撃を与える作品になっていることを示唆した。
そんな本作でジョーカーが出会う謎の女性リーを演じたレディー・ガガとホアキン・フェニックスは、作中の歌唱シーンの全てを生歌で収録。レディー・ガガは「彼の中で流れている混沌とした音楽は、複雑な愛情の表れでもある。そしてアーサーに命を与えている」と、ジョーカーとリーの心の叫びとも言える歌唱シーンに込められた意味を明かしている。
トッド・フィリップス監督が「これはミュージカル映画ではないが、音楽が重要な要素である」と度々明言している本作では、劇中で10曲を超える楽曲をホアキンとガガが歌っている。
コメディアンを夢見る、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく孤独だが純粋で心優しい男が、悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた前作。その2年後が舞台となる「ジョーカー2」では、理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカーの裁判が始まる。全世界へ中継される中、ジョーカーの前に突然現れた謎の女リーとともに、“混沌”が音楽に乗って伝播していく。
「ジョーカー2」レディー・ガガ&ホアキン・フェニックス、歌唱シーンは全て生歌で収録
09/24 07:00
- 映画
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