目標達成に向けて考えを整理する「マンダラチャート」という手法がある。図の真ん中に夢や目標を書いて、放射状に達成のための要素や細かい目標を記していく。米大リーグで活躍する大谷翔平選手が高校時代に活用していたことで広く知られるようになった
▼大谷選手のチャートの中心には「８球団からドラフト１位指名」。周りには体づくりに必要なことなどが書き込まれていた。その中で異彩を放ったのがごみ拾い。恥ずかしがらず行動する勇気や力が野球に役立つと考えていた（「野球しようぜ！ 大谷翔平ものがたり」世界文化社）
▼本県を拠点とするバスケットボールチーム、福島ファイヤーボンズは、間もなくＢ２リーグの開幕を迎える。そのボンズは今年、リサイクルグッズを使った清掃活動やマイボトル販売など、ごみ削減の活動を新たに始めた
▼大谷選手にあやかって―ということでもないだろう。それでも、ボンズの地域と一緒により良くなっていこうという思いが感じられて、ファンとしてはうれしい
▼もちろんボンズのチャートの真ん中にあるのは「Ｂ１昇格」になる。私たちも会場で声援を送ることで、その目標に向けた選手たちのプレーを支えていきたい。
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