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桑折・秋葉が準優勝 佐賀国スポ、成年男子スピードアンドハンディネス

10/11 07:30

【馬術成年男子スピードアンドハンディネス】国スポの成年枠初出場で堂々の準優勝を果たした秋葉大地(桑折町ホースパーク)=兵庫県三木ホースランドパーク

 第78回国民スポーツ大会(国スポ)第6日は10日、佐賀、大分、兵庫の各県で各競技が行われ、県勢は自転車男子B個人ロードレース(87・9キロ)で成田光志(こうし)(学法石川高2年)が2時間18分26秒で優勝した。県勢の同種目制覇は9年ぶり。成田は少年男子ポイントレースとの2冠となった。

 自転車男子A個人ロードレース(106・3キロ)では、風間翔真(シマノレーシング、日大東北高卒)が7位に入った。馬術は、成年男子スピードアンドハンディネスの秋葉大地(桑折町ホースパーク、日大東北高卒)が1分3秒61で準優勝。少年団体障害飛越の矢内玖俐歩(くりふ)(聖光学院高1年)、中村秋(福島東稜高3年)組は6位だった。ウエイトリフティング少年男子102キロ超級は、鈴木優人(田村高2年)が4位。ボウリング成年女子個人では林香織(プライメット、郡女大短大部卒)が8位入賞した。

 初出場、相棒と息ピッタリ

 培った技術と絆で表彰台を駆け上がった。馬術成年男子スピードアンドハンディネスの秋葉大地(桑折町ホースパーク、日大東北高卒)は、国スポの成年枠初出場にして準優勝の快挙を達成した。「支えてくれた家族やコーチ、相棒のアルコラドのおかげ」と誇らしげに語った。

 障害のバー落下などのミスでタイムが加算される同種目。秋葉が目指したのは最小の回転で方向転換を図り、歩数を極力抑えて速度を上げる走りの理想型だった。「調子が良く、目標の優勝にも届くと思った」

 アルコラドとは高校1年からコンビを組む気心知れた仲だ。「成功も失敗もいっぱい経験した双子の兄弟のような存在」。試合に限らず、日頃の世話や接し方に気を配りながら信頼関係を築いてきた。

 山形県上山市出身。馬術選手だった父親の影響を受け、小学1年から競技を始めた。成長の場を求めて日大東北高に進み、4月に東京の大学に進学した。平日は勉学にいそしみ、土日祝日に馬術の練習に励む忙しい日々を送っているが、「自分が選んだ道」と覚悟は固い。

 「直線で走るスピードと回る速さを同等の水準に引き上げていきたい」と反省も忘れない。課題を克服し、来年は初の頂点を目指すつもりだ。(小野原裕一)

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