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米原料のプラ商品、県内での事業説明 福島県がスタートアップセミナー

10/12 07:55

3Dプリンターによるカプセルトイの制作実演

 県は11日、郡山市で「お米でつなぐスタートアップセミナー」を開いた。米にプラスチックを混ぜたバイオマスプラスチック「ライスレジン」を製造・販売するライスレジン(浪江町)と、連携して商品開発する2社の活動が紹介され、関係者が県内で広域的に広がっている事業について学んだ。

 同社の今津健充取締役は、製品がプラスチックの代替素材であると説明。高品質で調達しやすい日本の米を原料として地産地消や持続可能な社会に貢献する事業展開を説明した。

 また、ライスレジンを原料に、3Dプリンターで起き上がり小法師(こぼし)、ミニ花瓶模型などを制作し、カプセルトイとして販売するFABtecoh(ファブテッコ、郡山市)代表の浅野優真さん(日大工学部3年)らが制作実演などで、事業を紹介した。コンクリート製品を製造する福島シービー(郡山市)の磯貴幸製造部長・工場長は、ライスレジンを混合して軽量化した新製品の実証状況などを説明した。

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