NTTドコモの前田義晃社長(54)は18日、東京都内で就任記者会見を開き、第5世代(5G)移動通信システムへの投資を強化し「通信品質の向上に注力する」と抱負を述べた。前田氏はリクルート出身。NTTグループの生え抜き社員以外で初めてドコモのトップを務める。
ドコモは5Gの専用周波数帯の中でも広域をカバーできる「サブ6」を、都市部を中心に拡充している。前田氏は基地局の最新設備への移行を進めると強調。「交流サイト上での声や利用者のアプリのデータから品質が劣化している場所を検知し、対策を加速する」と述べた。
スマートフォンがつながるエリアを拡大する研究開発にも注力すると表明した。