メッカ巡礼で2百人超死亡 気温50度、酷暑影響か

06/19 20:40

 サウジアラビア・メッカのカーバ神殿を周回する巡礼者たち=19日(ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカで行われている大巡礼(ハッジ)で、18日までに少なくとも220人の巡礼者が死亡した。各国の外務省などが発表した。メッカの17日の最高気温は50度を超えており、酷暑による体調不良が一因とみられる。

 サウジ当局は死者について詳しい発表をしていない。死者は550人超に上るとの報道もある。

 ハッジはイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に1度行うことが求められる。時期はイスラム暦に基づいて決まり、サウジ巡礼省によると今年は国内外から180万人以上が参加した。

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