【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカで行われている大巡礼(ハッジ)で、18日までに少なくとも220人の巡礼者が死亡した。各国の外務省などが発表した。メッカの17日の最高気温は50度を超えており、酷暑による体調不良が一因とみられる。
サウジ当局は死者について詳しい発表をしていない。死者は550人超に上るとの報道もある。
ハッジはイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に1度行うことが求められる。時期はイスラム暦に基づいて決まり、サウジ巡礼省によると今年は国内外から180万人以上が参加した。