資生堂やコーセーなど化粧品大手は、紫外線による肌への影響について、子どもたちに正しい知識を伝える取り組みを進めている。猛暑や外出機会の増加を受け、日焼け止めの用途は美容から健康維持にも広がり、小学校から「特別授業」の引き合いは増加。企業担当者が出張授業などで適切に肌を守る重要性を訴え、日焼け止め市場の拡大にもつなげたい考えだ。
資生堂は小学校高学年向けに授業用教材を提供する。6月、渋谷区立臨川小学校の5年生のクラスに資生堂の研究員が登壇し、日焼けのメカニズムや日焼け止めの塗り方を説明した。
2018年度に活動を始め、24年度は小学校で約2万4千人を対象に授業を行う計画だ。